浅煎り豆の注ぎ方、蒸らし湯量と時間の徹底検証【1ヶ月分】【コロンビア ウィリアム クルス】

浅煎り豆の注ぎ方、蒸らし湯量と時間の徹底検証【1ヶ月分】

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蒸らし湯量と蒸らし時間の関係を徹底検証。
1ヶ月にもわたる実験結果。(9/1~10/7)

もはや検証ではなく、実験となっている笑

毎日淹れ比べてどれくらいの差が出るのかの検証しました。
なかなかよい結果がでましたよ。

検証に使った豆(コロンビア ウィリアム クルス)。

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目次

浅煎り豆の注ぎ方、蒸らし湯量と時間の検証方法

コロンビア ウィリアム クルスを600g使い、味の変化を検証。

検証のやり方

毎晩1杯のコーヒーから差を書きます。
その場で比べているわけではないので多少の誤差はでてきます。
前日の味はある程度覚えているので、そこまで誤差を感じず味の検証はできているはず。

ブレを無くすためにいくつかの項目を固定。

固定項目

挽目:TIME MORE C3MAX PRO クリック15
温度:90℃

注ぎ方で変わる味の検証

まず注ぎ方によってどれくらい味の違いがでるのかの検証です。

荒く注ぐ
ゆっくり注ぐ

この2種類の注ぎ方を試しました。

荒く注ぐ、ゆっくり注ぐことによる味の違い

一般的に言われていることをまとめました。
淹れてみた結果、ある程度はそのとおりだと感じています。

・荒く注ぐ場合の特徴
抽出速度が早くなる、短時間で多くの成分が抽出される。
味わいがシャープに。すっきりした軽い味わい。
抽出が不安定になる可能性、味にムラがある。

・ゆっくり注ぐ場合の特徴
抽出速度が遅くなる。遅くなることによってバランスよく、味が出る。
味わいがまろやかに。酸味が抑えられ、甘みやコクが増す。
均一な抽出が可能。粉全体に行き渡りやすくなり均一に成分が出る。

・結論と用途の違い
荒く注ぐ: 軽い味わい、すっきりとした後味、酸味を強調したい場合に適している。
ゆっくり注ぐ: 甘みとコクを引き出し、バランスの良い、まろやかな味わいを目指す場合に適している。

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浅煎り豆の注ぎ方・検証結果【蒸らし湯量・注ぎ方メイン】

味の評価:◯=良い △=ダメ △◯=ダメより少し良い

変更項目注ぎ方/味味の感想
豆:16g荒く注ぐ/◯とろみを少し感じる。エチオピアほどではなくそれよりはスッキリ。酸味より甘みを感じる。ブドウ系?
けっこう良い味が出た。
豆:16gゆっくり注ぐ/△まろやかに。酸味も少しでた。酸味が前に出てきてるかな。すっきり感がなくなったのがよくない。自分の好みからは少し離れた。味はかなりしっかり。」
豆:15g荒く注ぐ/△薄さが目立つ。味は酸味のほうがすこし強い。スッキリしたのみくち。薄くなって甘みが減った分、酸味が感じやすいのかも。まろやかさはなし。
豆:15gゆっくり注ぐ/シッカリ味が出てる。コクがある。酸っぱさだけという感じではなく酸味の中に甘み。そこまで強くない。
まろやか。豆は減らしたけど、ゆっくり注いだ分、味が出た。
豆:16g荒く注ぐ/△酸味はない。甘みがそれほどない。酸味は抑えられているけど少し渋み。前回と比べるとかなり良くない。
豆:16g普通に注ぐ/◯いい感じになった。甘みがある。後味に酸味が少し残る。飲んでると後味の酸味が強くなってくる。
ゆっくりのまろやかさはないが、ちょうどよい注ぎ方ではあるかもしれない。
豆:16g荒く注ぐ/◯かなり甘みが目立つ味になった。酸味もほぼなし。かなりうまい。甘みを引き立てる酸味。後味もスッキリ。かなり良い出来。
豆:16g荒く注ぐ/◯スッキリ感はあるが甘みが少し減った。でも味は悪くないかな。前回より後味の残り具合は良い。
ただ荒く注ぐことが安定感にかけることがわかった。多少レシピ通りに注げてないこともあるかもしれないが。
豆:16g荒く注ぎ/△甘みが足りない。酸味はほぼなし、飲んでると感じてくる。甘みがない分、物足りない味にはなっている。後味に少し渋み。今までより正確に注げた。
豆:16g普通に注ぐ/△甘さはでなかった。甘さと酸味が商法。うまくないときの味と一緒だ。飲んでると酸味が目立つ。酸っぱさはレモン風味。
豆:16g普通に注ぐ/△今回もまたそれほどな味になってしまった。甘さがあまりない。酸味少々。後味に若干の渋さが残る。冷めてからも酸味はそれほど出てない。やはり荒く注いだほうが抽出が上がるのでうまさが出るのかもしれない。この豆はとくに。
豆:16g荒く注ぐ/◯△味としては少し物足りなかった。甘みは出ている。ゆっくり注ぐより明らかにすっきり感がありうまくなる。くどさがない(渋みや雑味のような)。後味もスッキリ。飲んでるとレモンの酸味を感じる。
ゆっくり注ぐことでくどさが邪魔をしていることがわかった。味が出づらい豆には良いのかもしれない。
豆:16g 蒸らし湯量40g荒く注ぐ/◯△かなりスッキリ、薄いくらい。酸味はほぼない。甘みはほんの少し。後味に渋み。酸味と渋味が混ざって良くない。飲んでると酸味が出てくる。前回より味の質は明らかに落ちてる。
湯量を30から40にしたことにより粉全体にまんべんなくお湯が浸っている。30だと少し足りないかな?感はあった。
豆:16g 蒸らし湯量35g荒く注ぐ/◯△実際には37g入ってしまった。やっぱり少し薄め。酸味と甘みが少々。全体的にうまくない。味はシッカリ出ている。渋みはない。飲んでると酸っぱさは出てくる。
豆:16g 蒸らし湯量25g荒く注ぐ/◯甘さはでて酸味はほぼない。甘さよりの味。湯量少なめだと甘さは出る証明。40よりぜんぜん良い。
豆:16g 蒸らし湯量40g荒く注ぐ/◯甘酸っぱさが出て、甘さを感じやすくなっていてかなり良い味。すっきり系の甘さ。質感はけっこう好き。蒸らし40でも悪くなく淹れられた。ただ飲んでると甘さが足りないかな?と感じる。最適解ではないかもしれないが、すっきり感を出したい!というのであれば40だと出しやすいのかも。飲んでると少し渋さも感じられてきた。
豆:16g 蒸らし湯量25g荒く注ぐ/◯△40と質が違う。濃いめの味なんだけど少し薄い。スッキリしてない、くださがある。甘みと酸味のバランスは良いがくどさが気になる。そこまで悪いわけではないが前回のほうが好みの甘さ。
豆:16g 蒸らし湯量45g荒く注ぐ/△だいぶ薄くなった。甘みも酸味もあまりない。失敗。ライトアップレシピと同じ45gにしてみたが、このレシピには合ってなかった。
豆:16g 蒸らし湯量35g荒く注ぐ/△少し酸味より。やっぱり30gなんだなぁという感じ。少しだけ渋みを感じるかも。すっきり感はなく、クセがある。口をん~としてしまうような感じの口残り。あまり良くない。
味の変化、感想表

最初は荒く注いだあとに普通に注ぐことを意識して淹れました。
ある程度味の違いがわかったので、後半は荒く注ぎ蒸らしの違いで味がどれくらい変わるのかに切り替えた。

検証結果からわかったこと

説明通りの味になった。

ただ荒く注ぐレシピで2回目淹れたんだけど、まったく違う味になって困惑。
やはり荒く注ぐと味が安定しない結果となってしまった。

ゆっくり注ぐより荒く注ぐとお湯を分量より淹れすぎてしまう傾向になる。これについてはまだ慣れていないので淹れ続ければ慣れるだろう。

荒く注ぎ続けたら、かなり良い味を出せるようになった。
少し安定感にかけるが、浅煎りの良い味を出せることがわかった。

150g中、同じレシピを4回。
4回中、2回よくない味。安定はしてない笑

荒く注ぐことによって安定感はしないが、これは慣れ・誤差の範囲内かもしれない。
もう少し検証が必要。

荒く注ぐ、普通にゆっくり目に注ぐの比較

荒く注いだほうが明らかにすっきり感があり甘みも出て良い味になった。
ゆっくり目はゆっくりな分、くどさが邪魔をする。甘みも出づらくあまりうまくない味に。

コロンビア ウィリアム クルスの比較の話になってしまうが、同じような豆ならこのレシピでけるはず。

落ち切りの時間

レシピ固定で落ち切り時間を見ればだいだいは味に察しがつくようになった。
そこから考えてレシピを組めばある程度は良い味を出せるはず。

2:30以降ならだいたい同じ焼き具合で味も予想できる。
2:30前に落ちきってしまうと、レシピを考えるのが難しい。

挽目を変える必要もでてくるし、他のバランスも崩れてくる。
そこを調整するのが難しい作業にはなってくる。

蒸らし湯量の変更

蒸らし湯量を増やしたことによって味の質は落ち、薄くなった。
原因がわからないから調べないといけない。

蒸らし40gでも良い味が出せた。
すっきり感を出すためには40だと安定して出しやすいかも。
がしかし40gでもかなり誤差を感じる。荒く注いでるせいだろうか?

となると40で普通に注げば良い味は安定して出せるのかもしれない。
30で少しくどかったら40にしてすっきり感を出す感じだな。

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浅煎り豆の注ぎ方、蒸らし湯量と時間メインの検証

追加で300g同じ豆を購入。
今度は普通に注ぐ系でやっていく。
豆は16gに固定

蒸らし注ぎ方/味味の感想
蒸らし30,30普通に注ぐ◯やっぱり味が柔らかい。荒く注ぐはいつもとそれほど変わらない淹れ方なのかも。やっぱり普通に注ぐと味も丸い。丸みが強い。全体的に丸い味。甘みも酸味も丸い。味としては良い。スッキリ感はないけど。
少し薄いけど、変な渋みもない。後味に少しだけくすみっぱい味と少しの酸味の酸味感が残る。
蒸らし30,30普通に注ぐ◯すっきり感はないが、酸味もほぼなく甘さが目立つ。ちょい薄めだけど甘さがあるから悪くない。それほど丸みがある味でないかな。有る方ではあるが、通常?くらいなものだ。バランスはかなりとれている。これなら割と納得できる味。注ぎ方で味の違いは出せそう。飲んでるとすこーしだけ酸味が強くなってくる。
蒸らし30,30普通に注ぐ△ゆっくり淹れたからといって味が安定するわけではなさそう。荒く注ぐよりは味が安定はしているかも。しているというか、誤差が少ないってことかな。少し雑味を感じる。甘さと酸味の中にクセを感じる。
蒸らし40,30普通に注ぐ△すっきり感はでたかな。狙い通り。蒸らし湯量を増やしたことによりスッキリ感でた。コクはある。ゆっくり感で出せたんだと思う。甘さはあまりない。コクがメインの味になっている。酸味少々、苦めの酸味。あまりうまいとは言えない結果となった。
蒸らし30,30普通に注ぐ△ちょい酸味が出ている。なかなか味が安定しない。スッキリ目の味となった。コクはあまりなく、酸味よりの甘さ。この豆としては酸味強めかなーという感じはする。
蒸らし30,40普通に注ぐ△スッキリした味となった。コクはあまりないと思ったが、飲んでると出てくる。少し酸っぱ目の酸味。酸味が強すぎて甘みはあまり感じない。
蒸らし30,20普通に注ぐ△味ができってない感じ。フルーティーな風味を少しだけ感じる。ただ風味だけで後味も薄い。とりあえず薄い。蒸らし大事。だということがわかった。最低30秒だね。
蒸らし40,30普通に注ぐ△あまり良い味ではない。酸味も甘みもない。バランス的に悪くない。甘さも酸味も少々、雑味もなく。飲んでいるとわりと良くなってくる。程よく酸味が聞いて後味に甘みが残る。フレーバーは良さそう。どちらかというと、蒸らし時間をあまり取らないほうがうよいのかも。味的には。
蒸らし30,30普通に注ぐ△安定の良さ。コクと甘みが目立つ。酸味はほぼないかな。程よくくらい。甘さもあり👍️
蒸らし30,40普通に注ぐ◯わりかし良いかな。甘みも少しあり、酸味も少し有るが、ほぼ抑えられほんのりある感じ。甘さがメインの味にはなっているかな。いい感じ。飲んでると少しだけ、酸っぱいほどでもない酸味が出てくる。
蒸らし30,40普通に注ぐ△薄め。酸味も少しあり。味はそんなに安定してないのかも。酸味よりの味。雑味もないから酸っぱめだけど、スッキリ。多少コクはあるかな。
蒸らし40,30普通に注ぐ△味に丸みがでた。少し酸っぱさに渋みが混ざったような味。甘さはあるけど、渋みに消されている感じ。渋酸味って感じだ。
蒸らし30,30普通に注ぐ△甘さが足りないが、へんに酸味もなくバランスが一番良い。30.30は安定のうまさかな。甘みを一番感じやすい。
ただどんな淹れ方をしても味に安定感がないかも。ここが一番の自分の課題かも。
蒸らし35,30普通に注ぐ△少し酸味がある。あまり夜出来とはいえないかな。飲んでるとそれなりにはなってくる。少し酸味が強めの味かな。悪くはなくなってくる。
蒸らし40,30普通に注ぐ△コクはあるけど、味は薄め。バランスは良い。あとちょっとで甘さがでるかなというような味。飲んでると酸っぱくはない酸味が出てくる。
   

全体通してあまりうまく淹れれなかったかも。
蒸らし湯量と時間を変えることによって味の変化は見られた。

注ぎ方の違い

ゆっくり淹れたからといって味が安定するわけではなさそう。荒く注ぐよりは味が安定はしているかも。しているというか、誤差が少ないってことかな。

30.30がバランスがとれると考えると、どちらかを40にすることによって抽出が上がって酸味がでやすくなるのかも。

蒸らし湯量と時間の違い

蒸らし湯量40だとコクはあるけど甘みがない。スッキリ酸味より。コク、味の調整?
蒸らし時間40だとコクも甘みも少々。スッキリ。酸味少々。スッキリさ、酸味より、薄さの調整?みずみずしさ
どちらかを40にするとすっきり感は出る。

味の変化についてはこれといった答えは出なかったかも。難しい問題。
出方としては両方とも同じような感じ。

30.30に戻してみたけど、味に安定感がある。この豆の正解レシピ。
甘さが一番出しやすい。

ただどんな淹れ方しても味に安定感がない。
ここが自分の一番の課題かも。

浅煎り豆の注ぎ方、蒸らし湯量と時間の徹底検証 まとめ

注ぎ方の違いを検証した結果、違いた見られた。
荒く注ぐと味もスッキリし良い味が出しやすく、自分好みの味が出せた。

ゆっくり注ぐと、味がマイルドになる。
デメリットはくどさが出ることが多々あった。
コクも感じやすく悪くはないけど、すっきり感は出ないので自分の好みではない。

だからといってダメというわけではなく、豆によって使わけるのが好ましい。
他の豆だとゆっくり目に注いだほうが良い味が出ることもあるので、どっちが正解ということはない。
どっちも使えるし、使い分けるのが正解。

蒸らし湯量と時間

上にも書いた通り、
蒸らし湯量40だとコクはあるけど甘みがない。スッキリ酸味より。コク、味の調整?
蒸らし時間40だとコクも甘みも少々。スッキリ。酸味少々。スッキリさ、酸味より、薄さの調整?みずみずしさ。

スッキリさを出したい場合は、蒸らし時間を40秒にすることによって調整はできそう。
味の変化を出したいのであれば蒸らし湯量で調整できそうな結果となった。

ベストは蒸らし湯量30g、蒸らし時間30秒。

これで物足りないようなら蒸らしで多少の調整はできます。

コーヒーを淹れる場合の正解はないので、うまく淹れることができ自分がおいしいと思えることができればOKです。

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この記事を書いた人

ドラマに魅せられてドリップコーヒーに興味を持ち始める。
浅煎り豆にハマり、浅煎りしか飲まない生活に。
毎日1杯のコーヒーを楽しみに生活しています。

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